
概要
施設の老朽化などにより建て替え計画が行われました。
課題やご要望
病院利用者への配慮
旧医療センターを運営しながらの工事だったため、緊急車両、患者様やそのご家族など、医療センターを使用される方の迷惑にならないような工事が求められました。
大規模工事
これまでの実績の中でも規模が大きい工事でした。また、3社JV(特定建設工事共同企業体)だったため、使用する材料、作業員の確保などの対応が課題となりました。
厳しい精度検査
鉄骨の精度についての要求が厳しくなり、鉄骨の精度確認をより詳細に行うことになりました。
解決に向けたアプローチ
綿密な打ち合わせの実施
施主様との打ち合わせを丁寧に重ね、細かい要望をしっかりと把握することを心がけました。また、現場スタッフとも定期的に情報共有の場を設け、工事の方向性を合わせ、認識のズレが生じないように努めました。現場の方々と日々のコミュニケーションをしっかり取り、現場で起こりうる問題に対して素早く・適格に対応する事を意識しました。
精度や資料の細かいチェック
施工に使用する部材については、精度確認書や各種資料を細かくチェックし、図面通りの品質が確保されているか、現場に支障が出ないかを確認しました。
結果
工事の規模が大きく、さまざまな課題がありましたが、無事に完工することができました。その結果、霧島市の関係機関より高い評価をいただき、霧島市長から感謝状も授与していただきました。
新病院では、最新の医療機器が導入され、高度な医療提供ができるようになったそうです。
近隣住民の皆様からも「非常に良い建物が完成した」とのお褒めの言葉を多数いただくことができ、大変嬉しく思っております。
- 工事名
- 霧島市立医師会医療センター新病院建設工事
- 発注者
- 霧島市
- 工事場所
- 霧島市隼人町松永3320番地
- 工期
- 令和4年12月28日~令和6年10月31日