
概要
老朽化した堰堤の補強と災害により破損した垂直壁の修復を行う為の改築工事を行いました。
コンクリート堰堤工 (右岸側壁 201m3、左岸側壁 77m3、水叩き 128m3)
埋戻し護岸工 (石積面積 163m2)
護岸工(石積面積 74m2)
課題やご要望
限られた工期
予算の都合により工期延期が難しく、予定内で確実に終わらすことが求められました。
限られた資料
50年以上前に施工された為、参考となる資料も少ない状況でした。
軟弱地盤
垂直壁では掘削時に湧水があり、地盤も緩い状態でした。
解決に向けたアプローチ
合理的な工法
護岸工において、当初計画していた雑石積工法は施工に多くの手間と時間を要するため、作業効率の観点から大型ブロック工法へと変更いたしました。さらに、基礎部分についても、現場打ちコンクリートでは施工日数の確保が難しいと判断し、二次製品を使用する方法へと変更しました。これらの工法の見直しにより、作業の効率化と大幅な工期短縮が実現できました。
入念な打ち合せ
発注者の方と入念に打合せを重ね、施工提案をしながら進めていきました。
慎重な作業
土留めを行いながら慎重に作業を行いました。
結果
限られた期間内で無事に工事を完了させることができました。工期内竣工ができたことで,85.5点という評価を頂きました。
本堤施工状況
垂直壁施工状況
垂直壁施工状況
着工前
完成
- 工事名
- 総合流域防災(砂防緊急改築)工事(上ノ段谷R2-2工区)
- 発注者
- 姶良伊佐地域振興局
- 工事場所
- 鹿児島県霧島市国分下井地内
- 工期
- 令和3年3月26日~令和4年3月15日